賃貸物件だとクローゼットや押し入れなどの収納スペースが狭い分、床下収納の設備が付いている物件も少なくありません。
床下収納があると便利なイメージですが、実際のところ、どのように活用できるのでしょうか。
今回は、床下収納があるメリットやデメリットを踏まえた上での注意点についてご紹介します。
賃貸物件に床下収納の設備があるメリットとは？
床下収納とは、家の基礎から床の高さまでを活用して作った収納スペースのことです。
基本的にはキッチンの床に扉やフタが付いていて、開けると物を収納できるようになっています。
床下収納があると調味料やレトルト食品のストック、防災グッズ、普段使わないキッチン用品などを収納しておけるため、キッチン回りが片付きやすくなるのがメリットです。
狭い賃貸物件だとキッチンの収納スペースも少ないため、見えない場所に物を収納できる床下収納があると全体的にすっきりするでしょう。
キッチンに収納ワゴンなどを置く必要がないため、動線の邪魔にもなりません。
また、床下収納は点検口としても利用できます。
収納庫を取り外せば床下の状態が確認できるため、水漏れや基礎のひび割れ、シロアリ被害など、床下で発生している不具合を早めに見つけられるのです。
賃貸物件に床下収納の設備がある場合の注意点
床下収納が付いている物件だと、人によってはデメリットに感じることもあります。
まず、きちんと管理する必要がある点です。
床下収納には湿気がたまりやすいため、長期間そのままにしておくとカビが生えてしまい、収納してあるものにも影響が及ぶ可能性があります。
そのため、定期的に換気したり掃除をしたりして、清潔に保たなければなりません。
また、物を出し入れする際にはしゃがみ込む必要があるため、重たいものを収納しにくいことも注意点のひとつです。
出すのが面倒になって、つい入れっぱなしにしてしまうことも珍しくありません。
そうならないためにも、床下収納に収納するものは慎重に選ぶようにしましょう。
取っ手付きの入れ物に入れた状態で収納するなど、出し入れしやすくなるような工夫も必要です。
さらに、床下収納のフタを開けたとき、なかに何が入っているのかが一目でわかるようにしておくと良いでしょう。
床下収納設備がある賃貸物件は賃料が高めに設定されているため、その点も考えて物件選びをしましょう。
