賃貸の物件を選ぶ際、部屋の間取りや設備を重点的に確認することが多いでしょう。
でもせっかくいい物件を見つけても、エレベーターがなくて諦めた…そんな人も多いのです。
「毎日階段なんて、しんどいからイヤ!」と考えてしまうかもしれませんが、実はメリットもあるんですよ。
この記事では、エレベーターがない賃貸物件のメリットとデメリットをまとめました。
賃貸物件にエレベーターがないことによるメリットとは?
賃貸のマンションにエレベーターがついていない場合のメリットとは、次の2点です。
1点目は、家賃や物件価格が抑えられること。
エレベーターがない場合は階段を昇降することになるため、階数が高くなるほど毎日の負担も大きくなります。
そのためエレベーターがない賃貸物件は、上の階になるほど家賃が安く設定されていることが多いのです。
またエレベーターがない分、維持費や電気代などがかかりません。
コストがかからない分、家賃も低くて済むのです。
同じエレベーターなしのマンションで比較しても、2階と5階で家賃が5,000円違うケースもあり、年間にすれば60,000円にもなります。
住居費を抑えたい人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。
2点目は、階段の昇降が運動不足解消になることです。
現代人は車などの乗り物やエスカレーターなどに頼りがちで、運動不足に陥っている人も少なくありません。
その点エレベーターがなければ、毎日階段を昇降することになります。
健康維持にはうってつけといえるでしょう。
賃貸物件にエレベーターがないことによるデメリットとは?
エレベーターがない場合のデメリットとは、次の2点です。
1点目は、体力面での負荷が大きいこと。
健康で若い人でも、仕事や学校などで疲れて帰ってきた際に階段を昇るのはきついものです。
荷物が多い日や気温の高い日は、大変しんどいかもしれません。
今は健康でも、事故で車いすや松葉づえになる可能性もあります。
また妊娠したときや、子どもができてベビーカーが必要になった場合、エレベーターなしだと大変きつい生活となるでしょう。
ライフスタイルや生活の変化に対応しづらいのは、エレベーターなしの物件のデメリットといえます。
2点目は、引っ越しや大型家電購入などの際に追加料金が発生するケースがあることです。
エレベーターがない場合、作業員が階段で地道に運ぶことになります。
条件によっては所要時間や必要な人員の数が増え、追加料金となるケースがあるのです。
階数が高くなるほど高額になるため、事前に確認が必要です。
まとめ
「賃貸マンションにエレベーターがない場合のメリット・デメリットとは?」との疑問への回答をまとめました。
下記の条件に当てはまる人は、エレベーターがない賃貸物件を候補に入れると家選びの候補も広がるでしょう。
・住みたいエリアが決まっており、家賃をできるだけ抑えたい人
・健康で体を動かすことが苦ではない人
・当面、結婚や出産などライフスタイルの変化がない人
賃貸を探す際の参考にしてください。