賃貸のマンションやアパートを探すときに方角は重要であり、南向きがやはり人気です。
ただ、南向きのお部屋にも注意点はあり、向いている方も限られます。
今回は、ベランダが南向きのマンションやアパートのメリットと向いている方、注意点などをそれぞれご紹介するので、新居を探す際にぜひお役立てください。
賃貸のマンションやアパートが南向きの際のメリットと向いている方
住まいのベランダが南向きなら、干した洗濯物にしっかりと日光が当たってよく乾きます。
生乾きになりにくく、服やタオルなどに嫌なニオイが残ることも少ないです。
さらにベランダに十分な広さがあれば、プランターを使って花や野菜も育てられます。
ベランダが南向きなら部屋の中も日当たりが良く、室内に湿気があまり溜まりません。
梅雨や冬場などにも快適であり、室内にカビも生えにくいです。
それから、十分な日差しのおかげで日中は部屋が明るく、日が沈むまでは照明を使う必要もありません。
自然な光で室内が明るいのは精神衛生にも良く、あまり外出できなくても気分が落ち込みにくいです。
冬場には室内が暖かいおかげで体調を崩しにくいうえ、暖房にかかる光熱費も節約できます。
南向きのマンションやアパートには以上のようなメリットがあるので、下記のような方に向いています。
●洗濯物はしっかりと乾かしたい
●ベランダで花や野菜を育てたい
●日中の在宅時間が長い
●部屋の暗さや寒さが苦手
●湿気やカビが少ない部屋で暮らしたい
賃貸のマンションやアパートが南向きの際の注意点
ベランダが南向きのマンションやアパートでは、外に干した洗濯物にしっかり日が当たるために服やタオルなどが色褪せやすいです。
陰干ししたい洗濯物があるときも、ベランダの中に日陰がなくて困ることもあります。
それから日当たりが良いのは、花や野菜の栽培には基本的に有利なものの、日光に弱い一部の植物や野菜には不向きな環境です。
ベランダが南向きだと室内の日当たりも良いために、夏場は部屋の中が暑いです。
さらに、日光で家具などが変色しやすいうえ、本・絵画・食べ物などの保管や、暑さや日差しに弱いペットの飼育にもあまり向いていません。
このような注意点はあるものの、南向きの賃貸物件は一般的に人気があるので家賃が高めに設定されやすいです。
新居として優先的に選ばれやすくもあり、空室が見つかりにくく、入居のチャンスが限られやすい点にもご注意ください。