毎年2月、3月頃には各大学の合格発表がおこなわれます。
春から一人暮らしを始める方は、それとほとんど同時期に賃貸探しをしなくてはなりません。
今回は、大学進学とともに一人暮らしを始めようと考えている方に向けて、賃貸探しのタイミングについてご紹介いたします。
新大学生はいつから賃貸を探し始める?
結論からいうと、賃貸探しは11月頃から始まり、2月の下旬までには物件にあたりをつけておくことをおすすめします。
不動産会社が新大学生向けの物件募集を始めるタイミングとして、11月頃から開始します。
私立大学の推薦入試、AO入試で受験する場合、秋頃に合格が決まるためそのまま物件探しを始めることが可能です。
ただし、私立大学の一般入試であれば2月中旬から下旬頃、国公立大学の場合は3月上旬頃と、受験区分や第一志望の合格発表時期によって物件探しの時期に大きく差が開いてしまいます。
特に国公立大学の場合は、合格発表を待ってから賃貸探しをすると、3月上旬頃になり、めぼしい物件はほとんど埋まってしまっているというケースがほとんどです。
物件探しにこだわりたい方は、2月上旬頃を目安に、合格発表以前から不動産会社への問い合わせやインターネット上での物件探しに着手しておくと安心です。
一部の学生向け物件では、合格発表前予約制度を取り入れている場合もあるので、気になる物件は管理会社に問い合わせておくといいかもしれません。
いつから探せばいいのかわからない!賃貸探しに出遅れてしまった新大学生さんへ
人気エリアや都内での賃貸探しの場合は、合格発表翌日に賃貸探しをしたところ物件がほとんどなかった、というケースも少なくありません。
部屋探しに出遅れてしまうと、家賃が高い、駅から遠い、極端に狭い、築年数が古い、風呂無し、などの難あり物件が増えてきてしまう可能性があります。
そこで、もし部屋探しに出遅れてしまった場合は、あらかじめ部屋選びの優先順位を明確にしておき、妥協点を見つけておくことをおすすめします。
たとえば、駅から遠い、というのは不便かもしれませんが、運動が好きな方や自転車、原付などの移動手段がある方にとってはそこまでマイナスにはなりません。
ライフスタイルや、自分の希望に合わせてここまでであれば許せる、という最低ラインを設けておくことで、残り物の物件であっても案外快適に暮らすことができるという場合もあります。
また出遅れてしまったときこそ、賃貸選びに素早い決断力が求められます。
残っている物件が少なければ、悩んでいるうちに他の方に決まってしまうケースも少なくないので、すぐに押さえておくことをおすすめします。
他には、受験日や受験翌日に部屋の内見だけ済ませておいて、合格発表と同時に契約の連絡をする、というのも一つの方法です。