賃貸物件のドア鍵の種類にもさまざまなものがある昨今。
昔ながらのギザギザした形状の鍵のところもまだ多いですが、セキュリティ面を重視したカードキーやディンプルキーを取り入れている物件も増えています。
今回はそんなディンプルキーについて、特徴やもしもの場合の対処法をご紹介していきます。
セキュリティ面が強いことが特徴！賃貸物件のディンプルキーのメリット
すっかり賃貸物件でもお馴染みの鍵のひとつとなりつつあるディンプルキー。
名前だけではピンと来ない方も多いかもしれませんが、鍵の側面にギザギザの付いた鍵ではなく、鍵の表面にドットやライン状のくぼみが付いている鍵のことを指します。
従来のギザギザがある鍵は、ディスクシリンダー錠やピンシリンダー錠と呼ばれるもの。
ディンプルキーは、ディスクシリンダー錠よりも解錠の難易度が10倍以上になるとされ、空き巣被害の手口に多いピッキング対策として有効な鍵として知られています。
実際にディンプルキーは一戸建て住宅や賃貸物件のスタンダードなドア鍵として採用されることが多くなり、2000年代からマンションやアパートなどで幅広く取り入れられています。
特徴ゆえの注意点？賃貸物件のディンプルキーをなくしたときの正しい対処法
鍵やお財布などの貴重品は、ほとんどの方が普段からなくさないように気を付けていると思いますが、ときには思わぬ不注意や事故などでなくしてしまうこともありますよね。
賃貸物件にひとり暮らしをしている方の場合などは、「念のため」を考えて家族や友人に渡す合鍵をつくっておきたいという方もいるでしょう。
実は、ディンプルキーは、合鍵複製や鍵開けが困難とされる鍵のひとつ。
鍵の種類や錠の構造によっては合鍵複製ができないこともあります。
合鍵複製が可能でも、5,000円ほどの費用と3～4週間程度の時間が必要になるケースが多いとされています。
また、ディンプルキーを開けるのにかかる費用は1万円前後が主流となっています。
万が一、賃貸物件のディンプルキーを紛失してしまった場合は、まず大家さんや不動産管理会社への連絡を忘れずにすることが肝心です。
鍵が壊れた場合なども、きちんと連絡を取り指示された対応を取るように心がけましょう。
