マンションを探しているとメゾネットタイプの物件を見かけることがあるでしょう。
メゾネットではマンションと一戸建ての両方の良いところを味わえるため、物件探しの選択肢に入れる方も多いはずです。
今回は、メゾネットタイプのマンションについて、そのメリットや注意点をくわしくご紹介します。
メゾネットタイプのマンションとはどんな物件?
メゾネットとは、マンションのような集合住宅を上下にわけて一つの住まいにする構造です。
たとえば、マンションの5階部分と6階部分を使用して内階段で上下をつなぎ、まるで2階建ての一戸建てのように住めるようにします。
また、賃貸アパートだと一戸建てを縦半分にわけて、それぞれ1階と2階をつなぐ階段を設置した物件を「メゾネット」と表記している場合も少なくありません。
ロフト付きの物件と似たイメージがありますが、ロフトの場合は上の階が部屋とはみなされないため、収納スペースなどとして使用されることが多いです。
上階部分に高さ制限などがなく、通常の部屋として広々と使用できるのが大きな違いでしょう。
メゾネットタイプのマンションのメリットとは?
メゾネットタイプのマンションは、上の階と下の階をそれぞれ居室として自由に使えるのがメリットです。
一戸建てのように、下の階はリビング、上の階は子ども部屋や寝室として使用するなど、多目的な利用方法があります。
下の階も自分たちの占有スペースなので、上の階で子どもが走り回ってもほかの住人に迷惑をかける心配はありません。
一戸建てと同じように、騒音が漏れるのをあまり気にすることなく過ごせるのは大きな魅力でしょう。
また、上の階と下の階でインテリアのテイストをガラリと変え、それぞれ違った雰囲気を楽しめるのもメリットのひとつです。
メゾネットタイプのマンションの注意点とは?
メゾネットタイプのマンションでは上下階の移動が生じるため、体が不自由な方や高齢者にとっては不便に感じることもあるでしょう。
高齢になると一般的なマンションへの住み替えを検討しなければならない場合もあるのが注意点のひとつです。
また、冷暖房器具が上の階と下の階の両方に必要になる場合が多いため、その分費用がかかります。
寒い時期や暑い時期は、月々の光熱費も高くなることを覚悟したほうが良いでしょう。
さらに、内階段を設置する分、居住スペースが狭くなる点もデメリットといえます。
こうしたデメリットをしっかり確認した上で、メゾネットタイプを選ぶかどうか決めるのがおすすめです。