ひび割れのある家の売却を検討している方のなかには、「売却できるのか?」という疑問を持っている方がいるかもしれません。
家にひび割れがあると、相場価格よりも安くなる傾向があり、売りにくいと言われているためです。
そこでこの記事では、家のひび割れが売却価格にどのような影響を与えるのか、売却する際のコツ、ひび割れを放置するリスクについて解説します。
家のひび割れによる売却価格への影響
ひび割れのある家は相場価格よりも売却価格が安いです。
ただし、ひび割れの状態によって売却価格への影響が異なります。
具体的には、基礎に一定以上のひび割れがある場合には、相場よりも70%程度安く売却されるケースが多いです。
また、外壁のひび割れが下地にまで及んでいると外壁を修復する必要があるため、相場よりも80%程度安くなります。
一方で、内壁のひび割れは構造劣化に影響を与えるものではないため、売却価格には影響しません。
このように、家のひび割れと言っても種類によって与える影響が違うことを理解しておきましょう。
ひび割れがある家を売却するコツ
ひび割れがある家を売却するコツはいくつかありますが、まずはホームインスペクションを実施することをおすすめします。
ホームインスペクションで住宅の状態を知ることができるため、ひび割れの有無や状態が把握できるためです。
基礎部分にひび割れができている場合には、買い手が敬遠しやすくなるため、ひび割れの修繕が必要になります。
ホームインスペクションをおこなうことで買い手から信用が得られてスムーズに売却することが可能です。
また、瑕疵保険に入るのも買い手を安心させる効果があるため、スムーズに家を売却できます。
瑕疵保険に加入することで、売却後にひび割れが見つかったとしても買い手は保険金を受け取れるため、安心して物件を買うことが可能です。
このように、ひび割れがあったとしても買い手が安心できる材料を示すことで、ひび割れがある家をスムーズに売却できます。
家のひび割れを放置した場合の売却へのリスク
家のひび割れを放置すると建物に多くの悪影響を与えます。
たとえば、基礎にできたひび割れを放置すると鉄筋などが劣化して、最悪の場合は家が傾いてしまい倒壊してしまいかねません。
また、外壁のひび割れも雨水が侵入して雨漏りが発生したり、下地材が劣化して修繕費が高くなったりします。
仮にこのような状態になってしまうと、資産価値も大きく下がる可能性が高いです。
このように、ひび割れを放置することはリスクしかないため、早急に対処するようにしましょう。
まとめ
ひび割れのある家は売却することは可能ですが、相場よりも売却価格は安くなってしまいます。
また、買い手が見つかりにくくなる可能性もあるため、スムーズに売却するためにもホームインスペクションを受けるなど、売却のコツを理解しておきましょう。
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