賃貸物件をこれから探すとき、おとり物件に引っかからないように注意したいところです。
ポイントを押さえればおとり物件を避けやすくなるので、物件を探し始める前に詳細を一度確認してみてください。
今回は、おとり物件とは何かにくわえ、規制や通常の賃貸物件との見分け方もご紹介します。
賃貸物件を探す前に確認！おとり物件とは？
おとり物件とは、架空物件だったり、募集条件が加工されていたりする物件です。
広告資料の記述どおりの物件は実在しないため、入居を申し込んでも何らかの理由で断られ、代わりに別の物件を案内されます。
おとり物件の目的は、集客であり、問い合わせ数や来店数を増やして、別の物件を多く案内できるよう、おとり物件には一般的に魅力的な条件が多数載せられます。
借りられない物件を集客のために載せるのは違法行為ですが、摘発の難しさから、現状ではおとり物件がまだいくらか見られるので注意が必要です。
なお、おとり物件は集客を目的とした意図的なものばかりではなく、成約済みの物件の消し忘れで生じるケースもあります。
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賃貸物件を探す前に確認！おとり物件の規制
広告資料の記述どおりの物件が実在しないおとり物件は、いわゆる誇大広告に該当します。
そして不動産の誇大広告は宅地建物取引業法32条で禁じられているため、おとり物件を用いると同法に抵触します。
誇大広告を用いた際の罰則には指示や業務停止処分、免許取り消し処分などがあり、ペナルティは軽くありません。
これら法的規制のほか、おとり物件は不動産公正取引協議会連合会の規定でも禁じられています。
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賃貸物件を探す前に確認！おとり物件の見分け方
おとり物件は、多くの方の関心を引けるよう、家賃を地域の相場よりも低く記載する傾向があります。
そのため、相場から見てあまりに家賃が安すぎる物件は避けたほうが良いでしょう。
普通の賃貸物件かどうかを調べるため、内見にあたって現地待ち合わせを持ち掛けるのもおすすめです。
実在する物件なら現地集合も対応可能なはずであり、何かと理由をつけて現地集合を避けようとする物件は実在しない可能性があります。
物件の実在性を調べるには、資料で物件名や住所を確認するのも有効です。
物件名も住所もとくに伏せる必要のない情報であり、両方とも確認できない場合はリスクが高まります。
以上のようなポイントで物件を探すと、おとり物件を避けやすくなり、安心して新居探しをおこなえるでしょう。
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まとめ
おとり物件とは、別の物件を案内するために載せられている実在しない物件です。
法令でも業界の規定でも規制されていますが、摘発の難しさなどから現状では一部見られます。
そのため、相場よりも家賃が安すぎる物件は避けるなどの見分け方を押さえておくと良いでしょう。
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